ムービー撮影に必要なものリスト【プロの撮影現場】
この記事では広告撮影など、プロの制作進行をしている方向けの記事となっています。
なので、個人YouTuberなどの撮影現場ではなく、プロのカメラマンや照明技師さんが入るような大規模な撮影向けですね。
これから、映像広告業界や映画業界など、映像制作に興味がある方や実際に撮影進行する制作部さんに読んで頂ければなと思ってます!
ちなみに制作部とは、撮影時の制作進行を行う人たちのことです。
例えば、撮影本番時のスケジュール管理や撮影の取り順、小道具の配置、キャストのケアなど、撮影に関する全て指揮を行います。
撮影以外だと、撮影までのスケジュール管理、ロケーションやキャスト、衣装、小道具など撮影に必要なものの手配、
撮影にあたって、監督やカメラマン・照明技師、ヘアメイク・スタイリストの連携の橋渡し、
決められた予算内で収まるように予算管理など撮影に関する全般の仕事をします。
table of contents
撮影に必ず必要なもの
制作バック
制作バックとは、制作部が撮影時に身につけているバックです。
制作部は 撮影中動き回るので、バックは肩から斜め掛けできるものがおすすめです。
この中にはテープ類やクリーナー、筆記用具など撮影時に必要になればすぐに取り出せるように準備します。
具体的にどんなものを制作バックに入れれば良いか書いていきますね。
制作バックに入れるものリスト
パーマセル(白色・黒色)
パーマセルは、粘着力の弱いテープです。
キャストがリハーサルで、どの位置に立てば良いかなど、目印をつける際に床に貼ったりします。
パーマセルは粘着力は弱いので、スタジオの床などに貼っても大丈夫です。
他の使い道として、例えばスマホを見ているシーンなど。
画面の反射を防ぎたい時、反射する部分に黒のパーマセルを貼ったりもします。
また、ちょっとした小さなロゴなど、映像内に映り込ませたくないものは、パーマセルで隠したりもします。
これらは、貼っても映像的に目立たなければ可能です。
養生テープ
これは、機材搬入など、養生シートを設置する際に貼るためのテープです。
パーマセルより粘着力は強いです。
イメージ的には、ガムテープで行う作業の全般は養生テープで行うことができます。
布系にも貼り付けることができるので、ガムテープより汎用性があります。
両面テープ(強力なもの・普通のもの)
布やカーペットなどを固定できるような強力なものと一般的な両面テープを用意しましょう。
撮影小道具を固定するために強力両面テープはかなり使用します。
注意点として、スタジオの床などに強力なものを貼り付けると、塗装まで剥がれてしまう場合があります。
そんな時は、パーマセルをまず貼って、その上に強力な両面テープを貼るようにしましょう。
床や壁との接地面はパーマセルになるので、塗装が剥がれる事はまずないです。
マスキングテープ
マスキングテープは、すごく弱い粘着力のテープです。
パーマセルよりも弱く、製品などデリケートなものに使ったりします。
クリーナー
製品などデリケートなものにホコリや指紋が付いた時に、拭き取る用のクリーナーです。
イメージ的には、メガネ拭きに近いですね。
レンズなどにも使用できるぐらいのクリーナーを準備しておきましょう。
レンズブロワ
クリーナーと役割は似てますが、製品などに付いたホコリをエアーで飛ばすブロワです。
細かい汚れなど吹き飛ばす時に便利です。
ウエス
ウエスとは布の切れ端のことです。
これは、水を拭き取ったり汚れを落としたりする時に使います。
役割的には、雑巾が近いですかね。
これは汚れたら捨てられるような布で大丈夫です。
軍手
小道具など運ぶ時にすぐつけられるように入れておきたいですね。
白い布手袋
製品など大切なものを取り扱う時は白手袋はしたほうがいいです。
汚れ防止はもちろん、クライアントから見ても大切に取り扱っているように見えるので好印象を与えられます。
イメージ的には、貴金属取り扱う時のような、白い布手袋です。
メジャー
不意に距離測りたい時に必要。
水平器
不意に水平を測りたい時に必要。
ゴミ袋
撮影中に出たゴミを入れるゴミ袋を用意します。
燃えるもの・缶びん・ペットボトルなど、複数用意して分けて捨てられるようにしましょう。
また、ゴミ袋は、養生テープで壁に貼り付けて、テープにマジックで燃えるごみなどと書いておきましょう。
撮影中のお弁当のガラゴミも出てきます。
筆記用具
水性と油性のマジック、赤色と黒色のボールペンぐらい入れておけば大丈夫です。
念のため、ハサミやカッター、ドライバーも入れておくと安心です。
制作バックに入れるものリスト以上です。
上記リストは、デフォルトで入れておきたいものです。
撮影によっては、他にも必要なものが出てくる思います。
各種資料
香盤表やコンテなど、撮影に必要な資料を印刷して持っていきます。
多めに印刷して持っていきましょう。
ただ、機密資料なので、スタジオのゴミ箱などに捨てず必ず持って帰ります。
カチンコ
これは制作部の仕事分かりませんが、一応カチンコも準備しておきます。
養生シート
スタジオによっては、個人宅をスタジオとして貸し出ししている場所があります。
また、企業のオフィスで撮影など、絶対に床・壁を傷つかないようにしなければいけません。
なので、搬入出時は養生シートで壁や床を養生を行って機材を搬入します。
引越し屋さんが家具の運搬時に壁や床に養生しますよね。
そんな感じで養生していきます。
撮影機材を置く時は、直接床に置かず、養生シートを敷いて、その上に機材を置くようにしましょう。
お菓子や飲み物
撮影スタッフ、キャスト、クライアント分の撮影中の飲み物・お菓子を買っていきます。
飲み物は、お水はマストで買っていきましょう。
外国人やキャストはお水しか飲まない方もいます。
お菓子はスーパーなどに売っているお菓子で大丈夫です。
また、合わせてお菓子を入れるボックスを持っていきましょう。
撮影現場や控え室など、各ブースに設置しておくと取りやすくていいですね。
電源タップ
PCで作業したい時や充電が必要なものがある時など、電源タップは持って行ったほうがいいです。
また、クライアントのブースに設置するとクライアントがPC作業できるので設置しておきましょう。
タオル
不意な雨や濡れた時にタオルがあると安心です。
撮影時あったら便利なもの
ここからは必ず必要ではないけど、あったら便利なものリストになります。
折り畳みの台車
キャンプで使うようなカゴ型の折り畳み台車がおすすめです。
外ロケなどで、駐車場から撮影地まで距離がある時、必要機材を何往復も運ぶのは大変ですよね。
カゴの台車に積み込んで、ガラガラと引いていくと楽です。
なるべく、耐荷重が大きくて、車輪がしっかりしているものがいいです。
折り畳みの椅子
これも外ロケやスタジオの椅子が少ない場合に重宝します。
撮影の休憩時、キャストが座る椅子やクライアントの椅子など、必要になってきます。
撮影スタッフは地べたでも良いですが、キャストやクライアントは地べたに座らせるわけにはいきませんよね。
クーラーボックス
キャンプ用品ばかりですみません。笑
ただ、これも外ロケやスタジオに冷蔵庫がない時重宝します。
飲み物やお菓子など、氷と一緒に購入して入れておきます。
まとめ
今回は制作部が撮影本番時に必要な持ち物リストを作ってみました。
どの撮影でも、必ず持っていったほうが良いなと思うものをピックアップしています。
撮影によっては、追加で必要なものがあると思います。
他にも撮影本番に持って行ったほうが良いもの・あったほうが便利なもの等ありましたら教えてもらえると大変助かります!
また、撮影本番までの手配やスケジュールに関する記事もありますので、合わせて読んで頂けると嬉しいです。
コメントを残す