2021-08-07

premiereからMAに必要なOMFデータの書き出し方とナレーション収録

映像制作において、最後の工程であるMAに必要なOMFデータの書き出し方について紹介します。

撮影、編集などが終わった後、いよいよ完成に向けての最終工程です。

書き出し時の注意点なども解説するので参考にしてくださいね。

 

MAとは

MAとは、Multi Audioの略で、オーディオに関わる部分の調整をすることです。

映像の編集などを行う、ポストプロダクションのMAルームで作業を行います。

 

具体的には、BGMやSEを使用媒体に合わせて音のレベルを合わせたり、各オーディオそれぞれの聴感(バランス)を整えたりします。

また、MAでナレーションの収録を行ったりもします。

 

ナレーションの収録についても、あとでその内容も合わせて紹介しますね。

 

Premiere ProからOMFデータの書き出し方

MAを実際に作業する人をミキサーさんと呼んだりします。

そのミキサーさんが作業に使うデータがOMFです。

 

OMFの書き出し手順

Premiere Proのメニューバーから書き出しを選択

ファイル→書き出し→OMFを選択してください。

 

各項目を設定

  • OMFタイトル (任意のもので大丈夫です。最終のムービーのファイル名とリンクした名前だと分かりやすい。)
  • サンプルレート→4800(デフォルトのまま。)
  • サンプルビット数→16(デフォルトのまま。)
  • ファイル→オーディオ埋め込み
  • レンダリング→オーディオファイルをトリミング
  • 予備フレーム→60
  • パンを含める→チェックを入れる

 

ファイルをオーディを埋め込みにしておくと、OMFデータにオーディオデータが埋め込まれるので、それぞれのオーディオデータを個別で送る必要がなくなります。

予備フレームは、もし尺感が変わった際に対応できるように、少し余白を作ります。

60フレームあれば十分だと思います。

 

保存先を設定

任意の保村先を選択してください。

 

書き出し終了

書出後にポップアップが表示されます。

そこにエラーの記載がなければ無事に書き出し完了です。

もし、エラー表示があれば、そこに記載されている該当の素材を見てみましょう。

エラー内容も記載されているので、修正してもう一度書き出し直します。

 

MAの予約方法

MAを行うMAルームの予約です。

MAはポストプロダクションで行います。

 

MAルームのあるポスプロのリンクを貼っておきますね。(他にもまだあるので検索してみてください。)

単価はどこも大体2万~3万/1hの価格になります。

価格は予約時に確認してください!

 

・NTT MEDIA LAB

・maruni studio

・omunibus Japan

 

また、ナレーション収録なしで音の調整だけでしたらOMFを渡して、遠隔でも作業してもらえるので、立ち合いなしでお任せでも作業可能です。

MA前に準備すること

・MAの予約

ポスプロにMAの予約をしましょう。

・OMFデータを事前に送る

事前にOMFデータを送っておくと、ミキサーさんが準備しやすいので、遅くとも前日までにはOMFデータを送っておきましょう。

・ナレーション原稿を作成

紙媒体でナレーション原稿を印刷しておきましょう。

MA時にディレクターやミキサー、ナレーター、クライアントなどの渡します。

・ガイドムービとナレーション原稿を送る。

OMFデータは、音のみのデータなので、mp4のムービーも別で送ります。

MA時にそれをガイドにナレーションをはめ込んでいきます。

また、事前に各所にナレーション原稿のデータも渡しておきましょう。

・ProResデータの準備

こちらは、なくても大丈夫ですが、もしMA終了と同時に納品する場合は準備しておきましょう。

最終のProResに、MIXしたオーディオデータを反映させれば納品となります。

一度持ち帰る場合はなくて大丈夫です。

 

・MAルームに持っていくデータを準備

各所データは事前に送りますが、念のためデータも現場に持ち込みます。

OMFデータ・最終ガイドムービーのmp4・ナレーション原稿・プロレズデータなど、USBやHDDにコピーして持っていきます。

・飲み物やお菓子

MA時の飲み物は事前に購入してMAに持って行きましょう。

ナレーターさんへのお水は必須ですね。

他にも、コーヒーや炭酸系もあると良いです。

お菓子は、長丁場になりそうな時は買って行ったりします。

こちらは、時と場合によりますが、飲み物は必ず買って行きます。

ナレーション収録

MAでは、ナレーションも収録することができます。

ナレーターさんがブースに入ってナレーションを撮り、それをミキサーさんが整えてくれます。

MA終了

MAで整えたオーディオやナレーションは、MIXデータなどと呼びます。

そのMIXデータを受け取るときは、全てが1つになったデータとBGMやナレーションなど、各バラバラになっているデータ両方もらうようにしておきましょう。

ないとは思いますが、ここから画の修正があり、タイミングなど変わってしまうと、もし1つになっているMIXデータの場合修正ができないことがあります。(この時点での修正は考えたくないですが、、、笑)

各バラバラのMIXデータだとタイミングの修正など、比較的対応しやすいです。

以上で、OMFの書き出しやMAのことに関してのことは、網羅して書いたつもりです。

もし分からないことがありましたら、ツイッターやコメントで聞いてください。

また、ツイッターの方もフォローしていただけると嬉しいです!

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