【ディレクター・制作】オーディションの進め方・注意点
今回は、オーディションについて、進め方や注意点などを書いていこうかなと思います。
この記事は、オーディションする側の進行の仕方・注意点なので、主にディレクターや制作進行する方の目線です。
ただ、キャストとしてオーディションを受けてみようとしている方にも、こんな目線でオーディションしてるんだなど、少しでもためになるように記事を書きたいと思います。
広告映像の視点なので、TVや演劇などとは少し違うかもです。
table of contents
オーディション会場をセッティング
ディレクター・クライアント関係者のブースを作る
まず、ディレクターやクラウィアント、関係者が座る椅子とテーブルを準備します。
そのブースの前で演技してもらう感じですね。
PCを使う方が多いので、テーブルに電源タップを這わせておくと親切です。
また、事前にオーディションを受ける方のコンポジット資料を関係者の部数を印刷してきましょう。
オーディションを始める前に渡すと、次はこの人のオーディションをすると分かると良いと思います。
あと、テーブルには飲み物も用意しておきましょう。
控え室ブースを作る
オーディションを受ける方の控えるスペースを作ります。
控え室として、もう1室ある場合は、そこに作っても良いですし、
もし、1室しかない場合、パーテーションでオーディションスペースと控えスペースを分けて作りましょう。
そこにも、椅子やテーブルを同じくセッティングします。
また、この時にオーディション予定の方の名簿を用意しておきましょう。
来た人からチェックをして行きます。
ご時世的に、検温して体温が問題ないかもチェックしましょう。
カメラのセッティング
これはマストではないですが、オーディション会場に来れなかった関係者へ、あとで資料として提出する際に撮影しておきます。
オーディションでは、プロのカメラマンは入れないので、自分たちで撮影します。
カメラの設置は、オーディションブースの前に三脚を立て設置します。
一眼カメラやハンディカムを設置しましょう。
ここでの注意点は、きちんとカメラの水平をとることです。
もし、簡易的な照明器具があるのであれば、その照明も調整しましょう。
照明は、座りの演技・立ちの演技の両方ある場合、都度きちんと照明が当たっているか確認しましょう。
もし、座って演技している時に照明が当たってない場合は、ハレパネやカポックなど、照明を反射させ下にも照明が当たるように調整します。
また、キャストがカメラに対して、真ん中で演技できるように調整しましょう。
スタンドインをして、しっかり調整してくださいね。(演技して欲しい位置にテープを貼るなど、印をつけておくといいです。)
オーディションの流れ
オーディションの進め方は、それぞれあると思うので、あくまでも一例として参考にしてください!
いつもやっているオーディションの内容を書きますね。
クライアントは、オーディションに参加しないことが多いので、オーディションは基本、ムービーとスチル両方撮影します。
スチル撮影
・全身が入るように撮影する。
・バストアップで顔がしっかり分かるように撮影する。
スチルは、上記2パターンを撮影します。
全身・バストアップともに、正面・右横顔・左横顔・後ろと全方向撮影しましょう。
ムービー撮影
まず、オーディションで演技してもらう内容は、準備段階ですり合わせておきましょう。
どんな演技をしてもらうか、お伺いを立てた方が良い時もあるかもです。
ディレクター?クライアント?へ、この演技内容でオーディションを進めますねと事前に連絡しておくとスムーズにオーディションを進めることができます。
オーディションの演技の内容は、動画のシナリオから拾っても良いですし、もうコンテがあるのであれば、そこから拾っても大丈夫です。
どちらにしても、本番で想定される演技をやってもらう方が無難です。
自己紹介
まず、所属・名前・年齢など自己紹介をしてもらいます。
演技
何パターンか演技をしてもらいます。
この時の注意点としては、演技を引き・寄り両方撮影してください。
表情もしっかりと撮影します。
場合によっては何回か同じ演技をしてもらっても良いので、きちんと撮影してください。(クライアントはこの資料を見てキャストを決定します。)
また、手持ちに切り替えて撮影する場合、複数のキャストを撮影しなければいけないとします。
その時は、被写体につき、最低10秒間は撮影してください。その間はカメラを振ったりしない方がいいです。(あとで編集する際にそのぐらい秒数があると編集しやすいです。)
キャストの決定
オーディションが終わるといよいよキャストの決定です。
ディレクターがおすすめを推薦して、クライアントが最終的に決定します。(ディレクターが最終決定する場合もあります。)
どんな人が選ばれるのか?
ターゲットユーザーの層に近い人
広告には必ずターゲットとなるユーザーがいます。
そのユーザー像に近い人が選ばれやすいです。
例えば、グローバルに展開したいのならば、外国人やハーフの方が起用されることが多いです。
ファミリー層がターゲットなら、その家族構成に近い人が選ばれます。
この人はお母さんにしては若く見えるなぁなど、きちんと家族として成立しないといけないからです。
容姿端麗な人
演技は上手いがもう少しな容姿・演技はイマイチだが、容姿が綺麗だと後者が選ばれやすい傾向にあります。
広告はやはり外見を重要視するところが多いです。
以上で、オーディションの流れやその注意事項についてでした。
オーディションと一口に言っても、いろいろあると思うので、参考程度に読んでもらえると嬉しいです!
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